盲腸の手術について~発症まで
人生で最も痛い経験は一体何か?
こんなことについて考えたことはないでしょうか。
私が、今の段階では言える人生で最も痛い経験は盲腸(虫垂炎)と親知らずです。
この記事では、私の盲腸奮闘記をご紹介します。今から、手術を受ける方や薬で散らそうしている方の参考になればと思います。
なお、本記事は、医学にど素人のあくまで経験ですから、詳しくは医師等病院でご質問されることを奨励します。
っと堅苦しく断りを入れといて…。
- 溝内の痛み
- 歩くと響くという感覚
- 降りてきた降りてきた
- 痛いでも我慢できる
- 病院へ
1.溝内の痛み
そもそも盲腸がどこにあるのかということですが、
ふつうはお腹の右下にあるようです。
引用:虫垂炎ナビ
もともは、必要のある器官だったようですが、不要になりつつあるようです。
ですが、どうやら最近の研究で、「盲腸やっぱり必要説」も出てきておりやっぱり必要なのかなとも思います。
そして、「盲腸」という名前ですが、厳密には盲腸の先にある「虫垂」が炎症を起こすことを「虫垂炎」というようで、「先生、おそらく盲腸です…。」と言っても実際にはそれはただ、器官の名前を名指ししているだけです。
さて、ここからはあくまで僕の主観です。
あれは、春の涼しい夕方でした。
何か溝内あたり違和感を覚えるようになりました。特に、脂っこいものを食べたわけではないですし、別に腹を殴られたわけでもありません。本当に違和感があり、明日になれば治っているだろうと、ストレス性のものだと思って放置していました。
翌朝、目が覚めると特に溝内の状況は変わっていません。何か思い感じがしましたが、何か変なものを食べてしまったとそれまでの食事を振り返ったりとそこまで重大なことには至っていませんでした。
2.歩くと響くという感覚
普段通りに家を出てそつなく業務をこなしていたのですが、あれ?右足を踏むたびにずしりずしりと足が地面につく感覚が響くじゃないですか…。
溝内の感覚は違和感なのですが、右足を踏み出すと同時にずしり、右側のお腹が痛いのか?この頃からうすう「あれ、俺、盲腸じゃね?」という”野生の勘”なるものが働きます。
さぁ、いよいよ完全完治までのおよそ2週間ほどの辛い辛い虫垂炎とのお付き合いが始まったのです。
が、人間とは不思議な動物です。なかなか自分が虫垂炎であるということは認めたくないものです。ネットを駆使してそれ以外の病気の可能性を探し出し、自分に言い聞かせました。だって、この時は、そんなに地を這いつくばるような痛みではなくあくまで違和感なんですもの…。
3.降りてきた降りてきた
夕方に帰宅したあたりでしょうか?はっきりと右下腹部に痛みを少し伴う違和感を覚えました。
他の作業をしていると特に何も問題はないのですが、目を閉じたり何もすることがなくなると、アーこれ痛みだなって感覚に苛まれます。
ほぼ、自分の中で確証が持てました。俺は盲腸だ。虫垂炎になってしまったと。
4.痛いでも我慢できる
その日はもう、夜が遅かったので病院に行くのは翌朝にすることにしました。しかし、ここで僕の悪い癖というか、みんながそうなのかわからないのですが、昨日の違和感と右下腹部の痛みが、なぜかましになっているのです。
あれ?虫垂炎じゃないのかな。ストレスフルな日々を過ごしていたからおかしくなったけど、たぶんこれ虫垂炎じゃないわーい!わーい!の気持ちでそのまま家を出ます。
はい。
これは大きな間違いです。
駅は徒歩で当時通っていたのですが、歩くたびにずしずし痛みがのしかかり、何もしていなくても右下腹部が痛い。うん、今まで以上に痛いんです。
急遽、目的地を病院に変更して、関係各所に「すみません。診断は受けていませんが、おそらく僕は盲腸です。」ということをお伝えして、病院に行くのでした。
5.病院へ
「右下下腹部の痛み」は虫垂炎の枕詞と言わんばかりにさっそく、疑いがあるということで、かかりつけの病院では検査・処置が不可能だということで、総合病院を紹介されます。「どうやってあそこまで行こうかな?」「ここからなら歩けるや…。」
そのクリニックを出たとたん、断念。
タクシーで1メータの距離を虫垂炎を抱えて紹介された病院に行くのでした。